こんな人材採用あるの?ちょっと変わった面白い採用方法をご紹介!
資源の乏しい日本において、人材というのはもっとも貴重な資源の1つであるといえます。採用方法は面接・論文・筆記試験などありますが、限られた時間の中だけではその人の人柄や特技などを完全理解することは難しいといえるかもしれません。そこで今回は少し変わったユニークな採用方法を行っている会社についていくつか紹介します。
学生の興味を引く採用方法
大前提として会社に興味をもってもらい学生に選ばれる会社でなくてはなりません。ここでは、採用サロンにて行われている学生に興味を持ってもらえるような採用方法について紹介します。
まずは学生のニーズに合わせた説明会から
説明会に不満足の場合、約6割がその後の選考を辞退してしまうといわれています。しかし、説明会に満足した学生の9割以上はその後の選考にも進む傾向があるのです。このように説明会というのは選考に置いて重要な役割であるにもかかわらず、実態は採用担当の方が片手間で投影スライドを準備し、ぶっつけ本番で開催していることも少なくありません。
学生はホームページを見たら分かるような説明を望んではいません。社員との交流やクループワークを通じた深い企業理解などひと工夫こらした説明会に期待しています。どんなプログラムを用意すれば学生の満足を引き出せるのか。採用サロンではプロの観点からコンサルティングしてくれます。
ポテンシャル採用
皆さんはポテンシャル採用という言葉を聞いたことがあるでしょうか。これは大手企業を中心に今注目を集めている採用方法のことです。応募者の潜在的な能力を重視した採用方法のことをいいます。主に20代の若手人材を採用するときに用いられています。企業によってはポテンシャル採用の対象年齢を30歳までとするところもあるようです。
ただし、ポテンシャルが高く、自社にすぐ馴染める人材でなければ早期離職の可能性もあるのでその点は慎重な選考が必要です。その一方で優秀な若手人材の獲得チャンスの広がりや多様な人材を獲得できるチャンスでもあります。
求職者の適正を見極める一風変わった採用方法
採用方法はやり方次第でいくつもありますが、今回は求職者の適正を見極めるために行われている一風変わった採用方法についていくつか紹介します。
全国オーディション採用
日本交通株式会社では、通常選考のほかにこのようなユニークな採用を取り入れているようです。日本交通は国内一のタクシー会社であるにもかかわらず、年齢層が高い人が働いているといったイメージをもった人が多いこともあり、若手採用に苦戦していました。
ここ採り方では就活生を学生ではなくひとりの人として見ることを大切にしています。そうすることで、通常の選考だけでは見えてこないその人本来の魅力を引き出すことができるのです。
実績採用
チームラボ株式会社ではこの実績採用を取り入れています。実績採用とはエントリーシートの提出を求めず、文字通りの実績に比重を置いた採用方法となっています。
「今まで何をし、どんなものを作ってきたか」といった制作物や成果で評価し、また卒業時期も不問です。自身の実績に自身がある人にはぴったりの採用といえるでしょう。
複業採用
サイボウズ株式会社ではこのような複業採用を取り入れています。「今の仕事はやめたくないけどサイボウズでも働いてみたい!」こういった方におすすめです。
先の見えない昨今、複数の働き口を用意しておくのは生存戦略において極めて重要なことであり、企業側から複業採用に前向きな姿勢を見せてもらえることは、求職者にとってもトライしやすい環境にあるといえるのではないのでしょうか。
なお、実際に応募する際には就業中の会社が副業を禁止していないかどうかを必ず確認するようにしましょう。
独創的な採用方法が行われている理由
ところで、そもそもこのようなユニークな採用方法が登場した背景には何があるのでしょうか。少子高齢化による働き手の減少はもちろん、近年のコロナ禍における有効求人倍率が高止まりの傾向にあるなどが上げられます。
そのようななかで採用を試みていると「思うように人材が集まらない一方で、採用コストは嵩んでいく…」といったことも珍しくありません。そこで、従来の方法にとらわれないユニークな採用活動を展開し始めたという背景があるのです。
また、ユニークな採用方法をすると上記の点だけでなく、企業のブランディングに役立ったり、他社との差別化を図ったりできるほか、幅広い求職者からの応募が見込めるなどといった点もあるのです。
まとめ
今回は従来の採用方法にとらわれない、ユニークな採用方法を行っている会社について紹介しました。オーディション採用という自己表現型の採用方法もあれば、実績採用といった即戦力型採用や、複業採用といったまさに多様な働き方に合わせた採用方法など、幅広い人材獲得に向けたユニークな採用ばかりで驚いた方も多いのではないでしょうか。ユニークな採用をしてみたい採用担当の方は、ぜひ今回の記事を参考にしてみてください。