Instagramによる採用
総務省が公表している「令和2年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」 によると、Instagram の利用率は10~30代が多く、就職および転職活動を最も活発に行っている年代が利用していると言えます。ここ数年で若い世代で利用率が伸びているInstagram は、就職活動にどの程度利用されているのでしょうか。
また、就職活動中の人はInstagramからどのような情報を得たいと思っているのかご紹介しましょう。
Instagramで採用活動を行うメリット
Instagramを用いた採用活動のメリットを詳しく見ていきましょう。
視覚的なアピール力に長けている
Instagramは写真や動画の投稿を主としたSNSです。企業の雰囲気や働いている人たちの人柄など、文章だけでは伝えきれない企業の魅力もアピールできます。
画像や写真などのコンテンツは視覚的なアピール力に長けているため、求職者への強いアプローチが可能です。
採用コストを削減できる
Instagramは無料で利用可能です。採用活動でInstagramを有効活用できれば企業の認知度やブランド力の向上のほか、広告費や人材紹介費の発生を抑えることにもつながります。
求人サイトよりも手軽に更新できる
求人サイトの更新作業と比較すると、Instagramの更新は手軽です。難しい操作は必要ないため、専門的な知識や経験などがなくても簡単に投稿・更新ができます。
Instagramで効果的に求人を行うポイント
ここではInstagramで求人を成功させるためのポイントを解説します。
リールとストーリーズを活用する
リール(Reels)とは、Instagramで15~60秒の短尺動画を作成および投稿できる機能です。ARカメラエフェクトや音楽などのツールを使って動画を撮影したり編集したりしたうえで、Instagram上に投稿できます。
一方でストーリーズ(Stories)とは、24時間限定で動画や写真を投稿できる機能です。投稿から24時間が経過すると自動的に非公開となり、消えてしまう仕様となっていますが、ハイライト機能を活用することでプロフィールページにずっと表示させることも可能です。
Instagramの特徴を活かす
「ひと目で伝わる」というInstagramの特徴を活かして、職場や従業員の仕事の様子を写真や動画で投稿することで、就職活動中の人が採用後の自分の姿や同僚の雰囲気をイメージしやすくなるのではないでしょうか。
まとめ
就職活動中の学生の情報入手先として、SNSは就職情報サイトや企業のホームページに比べると割合は低い傾向があるようです。SNSの中でInstagramは近年利用者の増加傾向が大きく、現在利用率の高いLINEやTwitterに追いつく可能性も考えられます。
Instagramで発信する情報としては、就職活動中の人が実際にその会社で働いている姿や一緒に働く同僚をイメージできるような写真や動画を投稿するのがよいようです。