Facebookでの採用活動は効果的?メリット・デメリットを詳しく解説

公開日:2023/09/01  


近年採用活動が多様化しており、SNSを活用した採用法が注目されています。本記事は、Facebookでの採用活動のメリットを解説するとともに、Facebookでの採用活動のデメリットと注意点をお伝えします。また、採用活動を成功させるFacebook運用のコツについても解説するので、ぜひ参考にしてください。

Facabookでの採用活動は効果的?メリットを解説

SNSを活用した採用活動を始めている企業が増えていますが、どのようなメリットがあるのかご存じでしょうか。ここでは、Facebookでの採用活動のメリットを詳しく解説します。

採用のミスマッチを防止できる

Facebookでの投稿や発信をとおして、社内の雰囲気や自社のカルチャーを求職者に伝えられます。求職者はこのような発信を見たうえで応募するので、自社のカルチャーに共感していたり、馴染みやすかったりする人材である可能性が高くなります。そのため、マッチ度の高い候補者やカルチャーフィットする人材を集められます。

実名・経歴ありで公開されている

Facebookのアカウントは、原則実名登録のSNSです。そのため、ニックネームやハンドルネームで登録できるほかのSNSと比較すると、投稿の信頼性が高く、フォーマルな雰囲気が漂っているので、ビジネス面でのつながりにも適しています。

また、これまでの経歴や職歴、スキルなどのプロフィールを記名しているユーザーも多いので、ターゲットを絞り込みやすく、自社の求める人材に直接アプローチすることも可能です。

気軽に求人広告を掲載できる

Facebookではページ運営と合わせて、求人情報の掲載や広告配信も可能です。求人は無料で気軽に投稿できるので、求人を広告として多くの人に見てもらうことも可能です。Facebookユーザーに合った広告コンテンツで採用効果が高まるだけでなく、知名度アップも狙えます。

海外人材へのアプローチが可能

世界のSNSユーザー数ランキングで、第一位のFacebookは世界にユーザー数が約30億人います。そのため、海外にいる日本人や日本で働きたい外国人求職者にも情報を届けられます。また、Facebookには自動翻訳機能がついているので、複数の言語で投稿することが可能な点も効率的で便利です。

Facebookでの採用活動のデメリットと注意点

Facebookでの採用活動にはメリットだけでなく、デメリットも存在するので注意が必要です。Facebookでの採用活動を成功させるためにも、Facebookでの採用活動でのデメリットもしっかりと知っておきましょう。

炎上のリスクがある

匿名ユーザーが多く拡散力の高いTwitterなどと比べると、Facebookは炎上リスクの低いSNSですが、炎上リスクはゼロではありません。運用担当者やアカウントをもつ社員へのネットリテラシー教育やルールづくりを徹底するとよいでしょう。コンテンツの社内でのチェック体制を整えるなどして、炎上のリスク対策をしながらFacebookを運用しましょう。

継続的な運用が必要

Facebook採用を成功させるには、継続的な運用が必要不可欠です。始めてすぐに効果が出るものではないので、アカウントを育てていくために一定の期間が必要になります。フォロワーやコンテンツが少ない状態で求人広告を掲載しても、効果はあまり期待できません。

多くの求職者に情報を届けるために、アカウントの認知度を高める必要があります。認知度を高めるためには、コンテンツの定期的な投稿やフォロー活動、いいねを押すなどの継続的で地道な取り組みが欠かせません。継続性がないとネガティブなイメージをもたれてしまう可能性もあります。

一括大量採用には不向き

Facebookでの採用活動は、Facebookの利用者にしか求人情報が届きません。また、求人広告を掲載しても、いいねやシェアが集まらないと拡散効果は薄くなってしまいます。拡散効果が低いと、潜在層へのリーチが期待できません。また、Facebookには採用プラットホーム機能がないので、まとまった数の応募者を管理するには、自社の採用サイトなどに誘導する必要があります。

ほかのSNSに比べて新卒世代の利用者が少ない

Facebookのメインユーザー層は30~50代で、10代、20代の新卒世代の利用率は低い傾向です。そのため、Facebookを活用した求人では、どのような人材を採用したいのか、自社の求める人材がユーザーに当てはまるかどうか採用ターゲットの作りこみが必要です。

採用活動を成功させるFacebook運用のコツ

ここでは、採用活動を成功させるFacebook運用のコツを解説します。

採用ターゲットや発信のコンセプトを設定する

まず、どのような人材を採用したいのか、その人材につながるためにはどのような情報の流れが効果的か投稿内容を検討して発信しましょう。また、発信内容をぶらさないこともポイントです。コンセプトを定めずに発信し続けると、誰にも刺さらない無意味な運用になってしまいます。求める人材像を明確にし、一貫した投稿を続けましょう。

毎日情報発信する

Facebookの求人情報の掲載期間は30日間です。普段の働く社員の様子や社内イベントなど、投稿頻度を増やしたり、投稿をシェアしたりしながら発信しましょう。継続的に情報発信することで、より多くの人に見てもらいリーチを増やすことにつながります。

DMでダイレクトリクルーティングする

フォロワーによい人材がいた場合、DMを通じてスカウトしてみましょう。まずは気軽な面談から提案してみるとよいでしょう。しかし、まだ関係性が希薄だったり、運用間もない場合にDMを送ると、かえって不審に思われたりよくない印象を与えてしまったりすることもあるので注意が必要です。

求職者からの連絡には早めのレスポンスを心がける

求職者はたくさんの企業に応募しているので、コミュニケーションに時間差があるとその間に別の企業に内定を決めてしまう可能性もあります。求職者から応募や連絡があった場合、すぐに返信できるよう心掛けましょう。

まとめ

本記事では、Facebookでの採用活動のメリット・デメリットと採用活動を成功させるFacebook運用のコツについて解説しました。ソーシャルリクルーティングのなかでもFacebookは海外の人材にもリーチしやすく、手軽に求人広告が配信できるという特徴があります。

また、30~50代がメインユーザー層なので、ビジネス面でのアピール効果があります。求人サイトに掲載するだけではつながれない層とのかかわりをもつこと、中途採用やヘッドハンティングにおすすめです。Facebookでの採用活動のメリット、デメリットをよく心得てからFacebookでの採用活動の導入を検討してみてください。本記事がFacebookでの採用活動を始めるか迷っている方の役に立てれば幸いです。

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