LINEを人材採用に利用できる?SNS採用を取り入れるメリットとは

公開日:2022/06/01   最終更新日:2022/06/14

スマホ所有者の80%以上がLINEを利用しているとされる昨今、たくさんの企業が人材採用にもLINEを活用しています。そこで今回は、LINEでの人材採用活動を検討中の企業担当者に向けて、LINEを使うメリットや、うまく活用するポイントなどを詳しく解説します。知っておいて損はない情報ばかりですので、ぜひ最後まで読んでみてください。

LINEはビジネスシーンでも活用されている

今や日常生活に欠かせないLINEですが、ビジネスシーンも例外ではありません。大手企業をはじめ、たくさんの企業がLINEを活用しており、自社PRや人材募集などを行っています。とくに、採用活動においては、同時に複数の求職者と連絡を取ることも多いため、LINEの機能が業務の効率化を図っているといえます。

たとえば、電話で連絡して相手が出なかった場合、どちらかが掛け直さなくてはいけません。しかし、LINEであれば相手の都合のよいタイミングで連絡事項を確認できます。さらに、既読が付くので、相手が確認済みかどうかも知ることが可能です。

また、メールのように、宛先や件名を入力する必要もないので、作業工数の短縮につながるでしょう。求職者はほか社とも同時進行でやり取りしている場合も多く、優秀な人材を確保するためにはスピーディーな対応が重要となってきます。

LINEを人材採用に活用するメリット

ここからは、LINEを人材採用に活用する際のメリットをいくつかご紹介します。ひとつずつ、みていきましょう。

■効率的に情報を届けられる

LINEユーザーのほとんどが、日常的な連絡手段としてLINEを利用しており、1日に複数回アプリ起動しています。そのため、求人サイトなどからの情報に比べ、求職者の目に留まりやすいといえるでしょう。さらに、LINEメッセージのホップアップ通知を設定しているユーザーも多く、メールなどと比較して見落としが少ない傾向にあります。

気軽にやり取りができる

LINEは日常的に使用されている連絡手段のため、求職者にとって身近なツールです。メールなどよりも親しみやすく、気軽にやり取りできるというメリットがあります。堅苦しい文面だと構えてしまうという若年層からもリアクションが得やすくなるでしょう。

ニーズに合った情報を発信できる

LINE公式アカウントの「チャットタグ」を利用することで、求職者が求めている情報を発信することが可能になります。チャットタグとは、タグを作成してユーザーをグループ別に管理する機能です。求職者に友だち登録してもらい、卒業年次や希望職種別にタグをつけていきます。そしてグループごとのニーズに合った情報を発信します。

また、チャットタグによるグループ分けは、面接予定者や内定者など、選考ステップごとにも設定可能です。どの情報をどのグループの求職者に発信するのかをタグで管理できるため、業務効率も上がるでしょう。

LINEを活用した人材採用の流れ

気軽に無料で始められるLINEでの人材採用は、どのように進めればよいのでしょうか?順を追ってみていきましょう。

LINE公式アカウントを開設

手始めにLINE公式アカウントを開設しましょう。LINE公式ページで登録できます。LINE公式アカウントの料金プランは3つあり、メッセージ数によって料金が変わりますが、まずは試しに無料のプランからはじめてみてもよいかもしれません。

また、LINE公式アカウントには、認証済と未認証2種類から選ぶことができます。認証済アカウントは審査に通らなければいけませんが、メリットとしては、LINE内での検索結果に公式アカウントが表示され、ユーザーが見つけやすくなります。

一方、未認証アカウントは審査不要のため、すぐに利用開始できるというメリットがあります。求職者との連絡手段としてのみLINEを活用するのであれば、未認証アカウントでも問題ないと思いますが、認証済アカウントのほうが信頼性は高いかもしれません。料金はどちらも同じなので、自社にとってメリットのあるほうを選ぶとよいでしょう。

■友だち登録してもらう

LINE公式アカウントを開設したら、求職者に友だち登録してもらいましょう。自社の採用サイトにバナーを貼ったり、説明会で配布する資料にQRコードを貼ったりして、LINE公式アカウントに誘導する仕組みをつくることをおすすめします。

■情報を発信する

求職者に、情報を発信します。「メッセージ機能」や「タイムライン投稿機能」を使えば、情報を一斉配信できるので、おすすめです。

一般的に求職者が興味を持ちそうなコンテンツとして取り上げられるのは、職場の雰囲気がわかる動画、社員へのインタビュー動画などが多いようです。まずは、ほか社のコンテンツを参考にしてみてもよいかもしれません。

■求職者とコミュニケーションを取る

求職者とのコミュニケーションも大切です。チャット機能を使えば、1対1でコミュニケーションが取れるので、密なやり取りが可能になります。面接日の調整などのほかに、疑問に思うことなど何でも気軽に質問できるツールとして活用してもらうとよいでしょう。

人材採用にLINEを活用するときのポイント

ここからは、LINEで人材採用活動する際に意識しておきたいポイントを解説します。

広告メニューの活用

より多くの求職者にリーチするためには、できるだけたくさんの人に友達登録してもらう必要があります。自社ホームページや説明会での友だち登録の呼びかけだけでは不充分と感じる場合には、WEBプロモーション施策も行うとよいでしょう。LINEには「友だち追加広告」という広告メニューがあるので活用してみてください。

■スピーディーな返信

前述した通り、求職者はほか社とも同時進行でやり取りしている場合が多くあります。問い合わせがあったら、求職者の興味が薄れてしまう前に返信できる体制を整えておきましょう。

 

今回は、LINEを使って採用活動するメリットや、うまくLINEを活用するポイントなどを詳しく解説しました。LINEは、スマホユーザーの80%以上が、日常の連絡ツールとして利用しており、気軽にコミュニケーションをとることができます。

また、スピーディーなやり取りができるという観点だけでいえば、LINEほど採用活動に適しているSNSはないのではないでしょうか?LINEの機能を利用することで業務の効率化を図れることも可能です。LINEでの人材採用に興味のある企業の方は、本記事を参考にぜひ検討してみてください。

おすすめ関連記事

サイト内検索

【NEW】新着情報

SNS採用とは?実践する理由と基本知識 SNS採用とは、Twitter、Instagram、LinkedInなどのSNSを活用して、求職者に企業の情報を届けたり、コミュニケーションを図ったり
続きを読む
SNSを活用した採用活動は、企業にとって重要な戦略のひとつとなっています。とくにデジタルネイティブな世代にアプローチする方法として注目を集めていますが、どんな効果が期待できるのでしょうか。本
続きを読む
フリーランスのSNS運用代行サービスの利用には多くのメリットがあります。とくに、中小企業や個人事業主にとっては、コストを抑えつつ専門的な知識と経験を活用できる点が魅力です。しかし、フリーラン
続きを読む
X(旧Twitter)は無料での投稿も可能ですが、ターゲットを絞り、広範囲にリーチするためには有料広告の利用が不可欠です。この記事では、Xの認証バッジと広告の関係性、認証バッジにかかる費用や
続きを読む
SNS採用広告は、企業がソーシャルメディアを活用して求職者にリーチする新しい手法です。とくに、若年層やデジタルネイティブな層をターゲットにする企業に効果的です。本記事では、SNS採用広告のメ
続きを読む
SNSに画像を載せる際には、著作権への配慮が不可欠です。無断で他人の写真やイラストを使用すると、法的トラブルに発展する可能性があります。本記事では、著作権に関する基本的な知識や、SNSで画像
続きを読む
SNS運用代行とは、企業のソーシャルメディア戦略をプロフェッショナルに任せることです。時間と労力を節約し、効果的な結果を得る手段として注目されています。そこで本記事では、SNS運用代行を利用
続きを読む
SNS運用代行を検討する際、InstagramとX(旧Twitter)のどちらを選ぶべきか迷う方も多いでしょう。それぞれのプラットフォームには独自の特徴があり、ターゲット層や目的に応じて最適
続きを読む
SNSを活用した採用を行う企業は年々増えています。比例するように採用担当者のSNS炎上も増えているのです。炎上を起こしてしまうと人材確保のためのSNS運用が台無しになるだけでなく、企業イメー
続きを読む
Z世代とは、現在の10代から20代を指した総称のひとつです。近年、日本において超少子高齢化社会になっているため、若い世代の人材獲得は多くの企業にとって急務です。そこで本記事では、Z世代の定義
続きを読む