SNS採用広告とは?メリットやデメリット、成功のポイントをご紹介

公開日:2023/03/15  

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少子高齢化やコロナ禍が落ち着きつつある中で企業の経済活動が回復していることもあり求人倍率があがり、採用に苦戦する企業が増えつつあります。そうしたなかで、採用のトレンドともいえるSNS採用広告とはどのようなものでしょうか。ここではSNS採用広告の種類やメリット・デメリット、そして成功させるポイントをご紹介します。

SNS採用広告とは

そもそもSNS採用広告とは何でしょうか。一般的には、FacebookやTwitter、Instagram、LINEといったSNSに求人を目的としたコンテンツを配信することで、採用情報を広く発信していこうとする採用広報の施策のことをいいます。

これらのSNSは若者だけではなく、広い年代層の方が利用しておりますが、うまく活用していくことで狙いのターゲットに向けて採用情報をしっかりと届けることができるのが大きな特徴です。

SNS採用広告の種類

ではSNS採用広告にはどのようなものがあるでしょうか。ここでは簡単にSNS採用広告で用いられるツールとその特徴についてご紹介します。

まず一つ目は、Facebookです。Facebookは、個人情報をもとにして、興味関心などのターゲットを絞っていくことが可能ですし、AIによるターゲティングの精度も高いことが特徴です。

続いてInstagramです。Instagramは、若年層での効果が高く、Facebookのデータを利用したターゲティングが可能となっております。次にTwitterです。Twitterは、リツイートに拡散性から、企画を通じたパフォーマンスが大きいことが特徴です。

また、特定アカウントのフォロワーをターゲットとして絞るということも可能です。次はLINEです。LINEはユーザー数が約9,000万人と国内最大規模を誇るSNSであり、自社LINEアカウントへの同線との相性が非常によいという特徴があります。

最後にLinkedInです。LinkedInは、ビジネスに特化したSNSであり外資系企業との親和性が高く、ハイレイヤーの比率が高いという特徴があります。

それぞれのSNSツールで特徴が大きく異なるので、自社の採用においてどういったターゲットに向けて情報を発信していきたいと考えているのか整理したうえで、効果的なSNSツールを選択することが重要です。

SNS採用広告のメリット・デメリット

それではこれらのSNS採用広告のメリットとデメリットはなんでしょうか。メリットとしては大きく分けて「認知度があがる」「潜在層にアプローチできる」「他者比較されにくい」という3つのメリットがあります。それぞれのメリットについてご紹介します。

まず「認知度があがる」ですが、SNS採用広告はSNSユーザーのタイムラインなどに表示されることで認知度があがるということです。通常の広告を作成しても難しいのはその広告にターゲットをつなげる導線の部分です。

SNS採用広告であれば、タイムラインなどによりすぐに多くのユーザーの目に留まるうえ、年齢や性別、エリアなど細かくターゲティングもできるので届けたい層にしっかり届けることができます。

二つ目の「潜在層にアプローチできる」は、まだ就職や転職の具体的な医師がない未来の候補者層(潜在層)にアプローチできるということです。

通常の採用媒体への広告掲載は、あくまでも就職や転職意思がある人が見に行きますが、SNS採用広告はユーザーが普段から見ているタイムラインに広告が表示されることから、就職・転職意思やその企業に興味がないユーザーにも表示されます。

結果的にその時にはあまり就職・転職に興味がなかったがSNS採用広告をみてその企業への興味があがるということにつながります。

最後に「他者比較されにくい」という点ですが、SNS採用広告は通常の求人広告と比べるとオリジナリティが出しやすく、自社の強みを訴求点にしていくことができるということです。

通常の求人媒体は掲載フォーマットが決まっていることが多く、既定のフォーマットゆえに採用条件等が比較しやすいということがありますが、SNS採用広告では発信の規定はあるものの、オリジナリティをもった広告を届けることができるというメリットがあります。

一方で、SNS採用広告にも、使いこなすことが難しいというデメリットがあります。経験やノウハウがないとなかなか成功につながらず、SNS広告の代理店は予算が大きくないと取り扱ってくれないという現状もあります。

SNS採用広告を成功させるポイント

SNS採用広告を成功させるためには、自社のターゲットがどういった層なのかを明確にしたうえで、それに適したSNSを選択するということがポイントになります。

先ほど、ツールの特徴を紹介しましたが、それらを参考にしながら自社がターゲットにする層にアプローチするためにはどのツールが一番適しているかしっかりと検討していただきたいと思います。

まとめ

ここまでSNS採用広告についてご紹介しましたがいかがでしたか。今後、今以上に採用競争が激化することが見込まれており、いかに自社のターゲットに効果的にアプローチしていくのかがさらに重要になってきます。もちろん今までのような求人媒体も残り続けるでしょうが、より広いターゲットにアプローチでき、また就職・転職意思が顕在化していない潜在層に訴求していくことができるSNS採用広告の重要性は高まることは間違いないでしょう。SNS採用広告を成功させるためには、経験やノウハウが必要になってきますので早いタイミングで利用していきながら、自社にノウハウを蓄積していくことが重要です。

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