Z世代とは?ソーシャルリクルーティングのメインターゲットについて
「Z世代ってどんな世代なの?」「採用時はなにに気をつけたらいいの?」とお悩みの人事スタッフも多いのではないでしょうか。近年の採用やマーケティングで重要なターゲットであるZ世代。企業側としてどのように採用するのが正解なのか気になりますよね。今回はZ世代の特徴や採用する際のポイントについてご紹介します。
Z世代とは
近年ビジネスシーンで注目されている「Z世代」。Z世代とはどのような世代なのか、特徴をご紹介します。
■1990年代半ば~2015年頃に生まれた世代のこと
Z世代とは、1990年代半ば~2015年頃に生まれた世代のことを指します。近年ではZ世代の人々が働き盛りの年齢に達するため、ビジネスにおいて非常に注目されている世代なのです。
■1980年頃~1990年代半ばに生まれた「Y世代」に次ぐ世代
Z世代のひとつ前には「Y世代」がありました。Y世代はいわゆる「さとり世代」「ゆとり世代」などを指しています。
■Z世代は世界の3分の1を占めている
Z世代は世界人口の「3分の1を占めている」というデータがあるほどの大規模な世代です。Z世代が稼ぐ金額は、2031年までに世界の4分の1に達すると予測されています。Z世代は企業の雇用やマーケティングのターゲットとして欠かせない存在なのです。
Z世代にはSNS採用が有効
Z世代をうまく採用するためには、従来の採用方法だけではなくSNS経由で採用してみるのが有効です。SNS採用が重要な理由を3つまとめました。
■TwitterやInstagramなどのSNSを使いこなしているため
Z世代は、パソコンやスマートフォンなどのデジタルツールに慣れ親しんでいる傾向があります。とくにTwitterやInstagramなどの一連のSNSを使いこなしており、Z世代の人々にとってSNSは生活の一部となる重要なツールです。
■TikTokやYouTubeなどの動画投稿SNSもZ世代の目に留まる
Z世代は、近年注目を集めているTikTokやYouTubeなどの動画投稿型SNSに関心が高く、使いこなしている人が多いのも特徴です。電車に乗っているときや、ちょっとした空き時間に動画を見る人が多く、気に入った動画をリストに保存したり「いいね」をしたりして、自分に合う情報を精査する傾向があります。
■パソコンよりもスマートフォンに慣れ親しんでいるため
Z世代はデジタルツールに強いですが、どちらかというとパソコンよりもスマートフォンに慣れ親しんでいます。スマートフォンでSNSのアプリを開いたり、スマートフォン用のブラウザで検索をかけたりして情報収集する人が多いようです。
Z世代が重視している働き方
デジタルに強いZ世代だからこそ、とくに重視している働き方があります。Z世代の人材を増やしたいのであれば、以下の4つのポイントに注目してください。
■プライベートと仕事のバランスを重要視している
Z世代が働き方で重要視しているポイントは、プライベートと仕事のバランスが取れるかどうかです。今までの働き方は残業が当たり前とされていましたが、働き方改革によって仕事に対する価値観が大きく変わりました。Z世代の人々は「身を粉にして働くことが正しい」という価値観が薄れています。
■時間や場所にとらわれずに自由に働きたい
近年はインターネット環境が整っているため、ライフスタイルに合わせてさまざまな働き方を選ぶ人が増えました。在宅勤務をしたり、カフェで仕事をしたりと、時間や場所にとらわれない働き方が好まれます。
■安定した企業で勤務したい
Z世代は「福利厚生が充実した安定した企業で働きたい」という価値観を持っています。大手企業への就職希望者も多いですが「これから成長する業種や企業で働き、スキルを身につけたい」と考える人も多いのです。
■オープンな意見交換をしたい
Z世代は、SNSなどのオープンな場で意見交換をすることに慣れているため、ビジネスでもオープンな意見交換の場を望んでいます。1対1のメールをするよりも、SlackやChatworkなどのチャットツールを使い、より少ない手間で多くの人と円滑にコミュニケーションが取れるよう工夫するのがおすすめです。
Z世代の採用を成功させるポイント
Z世代をうまく採用するには採用方法も大切ですが、さらに重要なポイントが3つあります。優秀な人材を逃さないための3つのポイントをご紹介します。
■リモートワークや支援体制を整える
Z世代を採用するためには、インターネットが普及した現代に合わせた環境に整える必要があります。在宅で勤務できるようリモートワークを導入するのは重要なポイントです。子どもがいる世帯でも安心して働けるように、フレックス勤務(従業員が自分で働く時間を決められる制度)や産休・育休の体制も整えておきましょう。
■入社後の教育システムを整備しておく
入社したZ世代が、己のスキルをきちんと高められるように教育システムを整備しておくのも重要なポイントです。業務の目的を伝えたり、質問がしやすいように環境を整えたり、今まで以上に従業員に向き合う姿勢が求められます。
■あらゆるツールをデジタル化しておく
Z世代はアナログよりもデジタルに慣れています。業務がデジタルに対応していないと「古くさい企業」だと思われてしまう可能性があるため注意してください。またZ世代は業務の効率化にも敏感です。「この業務がなぜアナログなのだろう」と思われるポイントが多いと、不満につながりやすいでしょう。
Z世代とは、1990年代半ば~2015年頃に生まれた世代の人々のことを指します。Z世代は世界人口の3分の1を占めており、近年では採用やマーケティングのターゲットとして注目されている世代です。Z世代をうまく採用するには、SNSを活用するといいでしょう。またZ世代はデジタルに慣れているため、業務をデジタル化して時代の流れに合わせた働き方を導入するのが重要なポイントです。