ソーシャルリクルーティングは外国人材にも有効!SNSの活用法とは

公開日:2022/08/01   最終更新日:2022/08/26

近年外国人を雇用する企業が増えています。営業職、エンジニア、宿泊施設などに採用していることがとても多いです。意欲的に働く印象もあり、企業としては優秀な人材確保の1つとして、外国人採用も視野にいれるとよいでしょう。そこで、優秀な外国人を採用できるソーシャルリクルーティングのメリットや気を付ける点について解説します。

外国人の採用に有効な手法とは

外国人求職者はどのように、企業や求人を探しているかを理解しましょう。

ソーシャルリクルーティングの活用

今は世界中でSNSを使う文化があります。そのため、求職をしている外国人は企業のSNSアカウントで業種や社風などをリサーチします。そこでソーシャルリクルーティングを行いましょう。

ソーシャルリクルーティングは企業のSNS上で採用活動をすることをいいます。採用したい人材がどのSNSをよく利用するかをリサーチしたうえで、企業アカウントを作り、求職者と企業をつなぐツールとして使います。

外国人に有効なSNSと活用法

各SNSの特徴と、効果的な利用法を説明しましょう。

Facebook

世界最大のSNSであり、インド、アメリカ、ブラジル、インドネシア、べトナム、タイ、フィリピンなどの利用シェアが多くなっています。さまざまな国籍へのアプローチが可能であり、とても期待値の高いSNSです。使用方法としては、ビジネスアカウントから企業ページをつくり、そこで企業紹介、求人募集の投稿をします。もし応募者がいれば、個人アカウントを確認し、人間性や価値観などを投稿から確認するとよいでしょう。

また、Facebookは、同じ趣味・思考のユーザーが集うグループ機能があり、検索でJAPAN JOBなどを入力すると、外国人求職者のグループを見つけられます。グループに参加をすると、企業として求人ができ、働く意思があるものに向けて発信できるので、より効率的に採用ができるでしょう。

Twitter

140文字以内の文章と写真、動画を投稿できるSNSです。とくに拡散力が特徴であり、アメリカ、日本、イギリス、サウジアラビアで使われることが多くなっています。日本ではとくに大きい利用シェアがあり、新卒採用の就職活動で学生は頻繁に利用しています。そのため日本在住の留学生にはとくに有効なSNSです。

コツとしては、日本語、英語、採用ターゲットにしている国の言葉と、多様に言語を使うとよいでしょう。さらにほかのSNSより文字情報が少ないため、採用HPへのリンクや画像を貼ると、興味をひき、応募のきっかけとなります。

外国人採用におけるソーシャルリクルーティングのメリット・デメリット

ソーシャルリクルーティングの方法はたくさんあり、採用支援の方法として有効です。そこでメリット、デメリットを明確にしましょう。

メリット

応募者自身の興味や生活や価値観をSNSから、深く把握できます。逆に企業の情報発信も細かく、さまざまな表現でできるので、理解してもらいやすいです。採用後にイメージの違いによる不満や、さらに早期退職が生じないための対策になります。

また、海外在住でもリモートワークや、現地勤務であれば、日本企業の就労も可能です。日本は海外在住の外国人への求人が少ない傾向があります。一方、海外在住の外国人が日本企業の求人を探す場合、SNSを利用します。そのため、ソーシャルリクルーティングを活用すれば、海外在住の人材を確保できる可能性が高まるでしょう。

そして、SNSは基本無料で運用ができます。コストがかかる求人サイトに掲載しても、必ず企業がほしい人材を採用できるとは限りません。無駄なコストを削減しつつ、とても効率がよい採用業務ができます。

デメリット

まめな情報発信が必要です。常に、鮮度ある情報かつ、多角的に企業の魅力を伝えるために投稿します。画像や動画、文章などを用いてつくることになるでしょう。そこには専属の人員、時間を割く必要があります。

また、短時間でフォロワーや応募者の発生にまではいたりません。長期的に発信しつづけ、かつ検証や修正をしながら成功法を導き出すことが大事です。さらに、ターゲットとしている国の言語を利用できなければ、難易度が高いでしょう。

外国人採用で失敗しないポイント

日本人採用とは違う気遣いが必要になります。外国人採用で気を付ける点を解説しましょう。

文化の違いや言葉の違いへの不理解

採用者の国の文化、習慣、言語、マナーなどを企業側、既存社員がしっかり勉強しておくことが大切です。日本人の価値観を強く押し付けると、トラブルに発展します。

また、企業として、必要な価値観を持ち合わせているかを、面接時に確認することも重要です。出身地の文化では、理解はできないが、寄り添うことが可能、体現ができるという人材もいるでしょう。相手を尊重しつつ、柔軟な思考の持ち主かどうかを見極めましょう。

まとめ

海外には、日本人にはないスキル、知識を持った人材が無限に存在します。SNSが主流ななかで、企業は魅力を発信し、優秀な人材と出会えるチャンスがあります。ソーシャルリクルーティングは成果までに時間がかかるようです。

しかし、世界に目を向けることは、未来への投資になります。コストを抑え、企業とマッチした優秀な人材が定着すれば、企業の発展につながるでしょう。ソーシャルリクルーティングはおすすめの人材支援の方法です。

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