Instagramを採用活動に利用できるのか?運用のコツをご紹介!
近年、Instagramで採用活動する企業が増えてきています。Instagramのメインユーザーが10~30代ということから、主に若年層をターゲットとしている企業から注目を集めているようです。そこで今回は、Instagramで人材募集するメリットとデメリットやInstagramをうまく活用するためのコツを解説します。SNS採用に興味のある企業担当者の方は、ぜひ参考にしてみてください。
InstagramでSNS採用を行うメリット
InstagramなどのSNSは、無料で利用できるという大きな利点がありますが、ほかにメリットはあるのでしょうか?ここでは、InstagramでSNS採用を行うメリットを解説します。ひとつずつ、みていきましょう。
■ホームページよりも更新が簡単
Instagramは、スマホで簡単に写真や動画を編集・投稿できます。自社のホームページを更新するのに比べると手間がかからないので、効率よく採用活動を行えるでしょう。
■親しみやすい企業として認識してもらいやすい
事業内容や会社の基本情報などは、ホームページで紹介できますが、日々の職場の雰囲気を求職者に伝えることは難しいでしょう。Instagramでは、写真や動画でリアルな日常の一コマを投稿できるため、職場やそこで働く社員の雰囲気が伝わりやすいといえます。
求職者に親しみやすさをアピールし「こんな職場で働いてみたい」と思わせるチャンスです。また、Instagramは、投稿に対して気軽にリアクションできるので、企業と求職者が交流を深めやすいというメリットもあります。
■視覚的に情報を伝えることが可能
Instagramでは、企業イメージを視覚的にアピールできます。たとえば、社員紹介や社内イベントなど、テキストだけでは伝わりにくい会社の魅力も、写真や動画を使うことで効果的に広報することが可能です。
文字だけでは分かりにくい情報も、Instagramを活用して的確に求職者に伝えることができれば、採用ミスマッチの減少にもつながるでしょう。
■採用コストの削減
前述した通り、Instagramは無料で利用できます。うまく利用できれば、採用にかかる広告費を削減できるでしょう。
InstagramでSNS採用を行うデメリット
ここからは、InstagramでSNS採用を行うデメリットについて確認していきましょう。
■定期的な投稿が必要
たくさんの求職者にみてもらうには、定期的な投稿が必要になってきます。しかも、求職者にとって魅力的な内容にしなければいけません。そのためには、どういった投稿であれば、求職者が興味を持ってくれるのかを継続的に考えなければいけないでしょう。
また、写真や動画の撮影・加工、投稿文の考案など、想像以上に工数がかかる場合もあります。無理のないよう、運用方法などの方針を事前にしっかりと決めて取り組むことをおすすめします。
■インスタ映えが難しい
Instagramで注目してもらい、多くの「いいね」をもらうには、インスタ映えする写真を投稿しなければいけません。求職者の目にとまりやすい写真にするには、被写体選びはもちろんのこと、撮影時のカメラアングル、画像加工にもセンスが必要です。
Instagramに不慣れな人には、インスタ映えする写真を撮るのが難しいでしょう。社内でInstagram運用のノウハウが確立されるまでは、Instagramに慣れた人材を担当者にしたほうがよいかもしれません。
■投稿内容が炎上した場合に企業イメージが下がる
芸能人など、SNSで投稿した内容が炎上してしまったという話をよく聞くと思いますが、企業のInstagramも例外ではありません。万一、炎上してしまった場合、企業のイメージが下がってしまう可能性もあるので注意が必要です。投稿する前に、誤解をうむニュアンスになっていないかをよく確認しましょう。
■Instagramユーザーにしか情報が届かない
Instagramで採用活動をする場合、当たり前のことですが、Instagramユーザーにしか情報は届きません。Instagramのメインユーザーは、若年層ということを頭に入れておきましょう。どんなに素晴らしい投稿をしても、採用のターゲット層にみてもらえなければ、時間の無駄となってしまいます。
InstagramでSNS採用を行うときのコツ
InstagramでSNS採用を始める際に意識するべき重要なポイントがふたつあります。Instagram採用で成功するためのカギともいえますので、しっかり確認していきましょう。
■運用方針を明確にする
採用したい人材が若年層の場合、事業内容や経営理念に関する投稿を繰り返しするよりも、社内イベントや仕事内容、社員の紹介などを投稿した方が興味を持ってもらいやすい傾向にあります。
Instagramは、若者や女性がメインユーザーであると理解したうえで、ターゲット層の絞り込みを行いましょう。自社が求めるターゲット層には、どういった投稿が刺さるのかを慎重に分析して運用することが重要です。投稿内容に行き詰ったときは、ほか社の投稿を参考にしてみてもよいかもしれません。
■ありのままの姿をアピールする
写真のインスタ映えは必要ですが、投稿内容自体を盛るのはよくありません。イメージをよくしたいがために、普段とは違う気取った姿を投稿してしまうと、働き始めてから「思っていたのと違う」というミスマッチが起こります。職場の雰囲気をありのままにアピールすることで、ミスマッチを防ぎ、長く働いてくれる人材を採用できるでしょう。
いかがだったでしょうか?今回は、Instagramを使った採用活動について詳しく解説しました。Instagramでの採用は、メインユーザーである若年層や女性をターゲットとしている企業に向いている手段といえます。
また、文字だけでは伝わりにくい企業の魅力を写真や動画で視覚的アピールできる方法ということもわかりました。いくつかのデメリットはありますが、現代社会にマッチした採用活動であることは間違いないといえます。